永山高校定期演奏会


5月12日(日)に、パルテノン多摩で開催されたこの演奏会は、一言で言うと「ブラス・エンターテイメント」でした。

まず1部では、永高の定演には欠かすことの出来ない方で、今回の客演指揮者でもある作曲家、藤田玄播氏を迎え、今年度の課題曲を中心としたステージを繰り広げ、二部では、多摩市立鶴牧中学校吹奏楽部と永高の卒業生で結成された多摩ウインズが出演。どちらも70名を超える編成で、とてもダイナミックな演奏を聴かせてくれました。

そして三部。今回二人目の客演指揮者で、ユーフォニアム、トロンボーン奏者の山下定英氏を迎えてのサンバステージ。ここでまず驚かされたのは、今回の譜面のほとんどが、山下氏がブラジルで譲り受けたものを使用したということです。一曲目「ブラジルの水彩画」。いわゆる「ぶらじ〜る」ですが、この曲も普段、岩井直博氏の編曲に慣れている私にとってはとても新鮮でした。続いて二曲目で、ゲストプレイヤーの加々美淳氏(Gt)とダミオン・ダ・クイーカ氏(Perc)が加わると、会場の誰もがその素晴らしいパフォーマンスとテクニックに酔いしれました。特にクイーカでは、メロディーや笑い声を奏でる等、まるで本人がそうしているかの様でした。おまけに最後はオナラの音まで…でもこれは本人が実際にしたかもしれませんね(笑)。その後「サンバの歌声」では、加々美氏のスキャットが飛び出し、最後の曲「恋のカーニバル」では、地元のサンバチーム「インペリオ・ド・サンバ」の方々と共に、ステージは最高の盛り上がりを見せてくれました。今回、山下氏の誘いで私も出演させていただいたのですが、彼の言う「吹奏楽とサンバの融合」はまさにこれからの吹奏楽シーンに一大旋風を巻き起こすに違いないと確信しております。今後、日本全国に三部はサンバ、サンバは三部が定着することうけあいです(笑)。

テューバ奏者 桜井隆広


バンドジャーナル2002年7月号より




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